前回は「仲介と買取どっちがいいのか」についてお伝えしました。
今回は実際の現場で多い、
「売却でやってはいけないこと」についてお話しします。
■結論
最初の判断を間違えると、
・売れない
・値下げになる
・損をする
この3つにつながります。
一つひとつ確認していきましょう。
■① 相場より高く出しすぎる
「とりあえず高く出して様子を見よう」
これはよくある失敗です。
不動産の購入検討者は、複数の物件を比較しながら動いています。
相場より明らかに高い物件は、
最初から検討対象から外されてしまうことがほとんどです。
最初の反響が少ないと、
「長期間売れ残っている物件」という印象がついてしまい、
その後さらに売れにくくなるという悪循環に陥りがちです。
最初の価格設定がとても重要です。
■② 査定額だけで会社を選ぶ
査定額は、会社によってバラつきがあります。
「高い査定額を出した会社=高く売ってくれる会社」ではありません。
中には、最初に高い査定額を提示して契約を取り、
その後に値下げを提案してくるケースもあります。
査定額はあくまでも参考の一つ。
担当者の対応力や、売却活動の具体的な内容も
合わせて確認することが大切です。
■③ タイミングを逃す
不動産売却には「動きやすい時期」があります。
一般的に、春(2〜3月)は転勤や進学に合わせた需要が高まるため、
買い手が見つかりやすい時期とされています。
良いタイミングを逃してしまうと、
同じ物件・同じ価格でも反響の数が大きく変わることがあります。
「いつかは売ろう」と先延ばしにしていると、
市場環境が変わってしまうこともあります。
■④ 内覧準備をしない
室内の第一印象は、購入の意思決定に大きく影響します。
・照明が暗い
・生活感が出すぎている
・においが気になる
こうした点だけで、買い手の印象は大きく下がります。
内覧前に整理整頓や簡単な清掃をするだけでも、
印象はかなり変わります。
「住んでいるから仕方ない」と思わず、
少しの準備が結果に直結します。
■⑤ 値下げの判断が遅い
内覧の反響がない・申し込みが入らない状態が続いているのに、
価格を変えないでいると、
さらに売れにくくなります。
「もう少し待てば買い手が現れるかも」
という気持ちはわかりますが、
売り出しからの経過日数が長くなるほど、
物件の鮮度は落ちていきます。
反響の状況を定期的に確認しながら、
早めに判断することが大切です。
■⑥ 情報を出し惜しみする
不動産会社に対して情報を隠してしまうと、
正確な提案や適切な売却活動ができません。
たとえば、
・住宅ローンの残債
・過去のリフォーム履歴
・設備の不具合
・近隣の状況
こうした情報は、売却価格の設定や買い手への説明に必要なものです。
後から発覚すると、トラブルや値下げ交渉につながることもあります。
担当者には正直に伝えることが、スムーズな売却への近道です。
■⑦ 1社だけで判断する
1社だけの話で決めてしまうと、
選択肢が狭くなります。
会社によって、得意なエリアや物件の種類、
売却活動の進め方は異なります。
複数の会社に話を聞いてみることで、
提案内容や対応の違いが見えてきます。
「いくつも話を聞くのが面倒」と感じる方もいらっしゃいますが、
2〜3社に相談するだけでも、判断の精度は大きく変わります。
■実際の現場の話
以前ご相談いただいたお客様で、
最初に相場より高く売り出してしまい、
3か月間まったく反響がなかったケースがありました。
その後、適正価格に見直したところ、
2週間で申し込みが入りました。
「もっと早く相談していれば」とおっしゃっていたのが印象的でした。
■まとめ
不動産売却は「最初の判断」がとても重要です。
今回お伝えした7つのポイントを避けるだけで、
結果は大きく変わります。
「何から始めればいいかわからない」という段階でも、
お気軽にご相談ください。
※売却方法や諸費用によって、最終的に手元に残る金額は変わります。
まずは概算のご提示からでも対応いたします。


